再初期化: モジュール内でのプロセスの切り替え

モジュール内でサービス デスクが記録するすべての新しいプロセスで使用される、非常にシンプルなプロセスを作成できます。シンプルなプロセスには、顧客参照番号、基本的な顧客関連情報、およびプロセスの説明などの一般的なプロセス属性を含むことができます。データの取り込みを容易にするために、必須フィールドはほとんどないか、まったくありません。

モジュール間での優先順位付けプロセスの作成については、『Web Access 管理者ガイド』をご参照ください。モジュール間での優先順位付けプロセスの主な利点は、申請や変更などを作成するかどうかを決定する必要がないということです。主な欠点は、最初に取り込むことができるデータがさらに制限されることです。

アナリストがこの全般情報を確認して保存した後は、プロセスの切り替えなど、さまざまな処理が実行可能になります。次に、アナリストは必要なタイプのサポートを決定し、関連するテンプレートを選択できます。通常、このタイプのシステムは、優先順位決定システムと呼ばれます。

自動処理で再初期化を使用すると、入力されるデータによって異なるプロセスに自動的に再初期化されるプロセスを設計できます。たとえば、選択される CI に応じて該当するプロセスに自動的に再初期化される優先順位付けプロセスを設計できます。

手動処理の再初期化を使用する手順は、自動処理の場合と若干異なります。

プロセスが再初期化されると、同じステータスに再初期化されます。つまり、ステータスが一致するプロセスにのみ再初期化できます。

再初期化処理がないモジュールで再初期化処理を作成する方法については、新しい処理の作成をご参照ください。

再初期化処理をプロセスに追加するには:
  1. プロセス デザイナーで、目的のプロセスを開きます。
  2. [ツールボックス] から [処理インスタンス] または [自動処理インスタンス] にドラッグします。
    [処理の選択] ダイアログが表示されます。
  3. リストから [再初期化] を選択し、[OK] をクリックします。
    処理がプロセスに追加されます。「再初期化」処理として識別しやすくするために、ボックスは赤色の枠になっています。
  4. 再初期化を有効にするステータスから「再初期化」処理にドラッグします。

再初期化」処理からのリンクを含めることはできません。この処理はプロセスを異なるプロセス設計に進めます。

この段階で設計を保存する場合は、[再初期化] をクリックすると、プロセスのリストが表示され、プロセス情報が再初期化されます。ただし、プロセスを設定することで、必要に応じて、別の特定のプロセス、テンプレート、またはプロセスおよびテンプレートの組み合わせに自動的に再初期化できます。

手動処理でプロセスまたはテンプレートを指定して、プロセス設計の一部として再初期化するには:
  1. プロセス設計で「再初期化」処理を選択し、[プロパティ] グリッドを表示します。
  2. 必要に応じて、[既定のプロセス] リストで、再初期化するプロセスを選択します。
  3. 必要に応じて、[テンプレート] リストで、一部のフィールドを入力するために使用するテンプレートを選択します。
自動処理でプロセスまたはテンプレートを指定して、プロセス設計の一部として再初期化するには:
  1. プロセス設計で「再初期化」自動処理を選択し、[プロパティ] グリッドを表示します。
  2. 必要に応じて、[既定のプロセス] の横で、 をクリックします。
    [既定のプロセスの値を選択] ダイアログが表示されます。
  3. この自動処理が使用されるたびに、プロセスを同じプロセスに再初期化する場合は、[絶対値] オプション ボタンを選択し、リストで目的のプロセスを選択します。
    実行時に別の場所で設定された値によって決定される別のプロセスに再初期化する場合は、[ランタイム値] オプション ボタンを選択し、ツリーに目的のライフサイクルを含む属性へのパスを選択します。

たとえば、[ランタイム値][構成項目\ライフサイクル] に設定し、プロセスを CI に関連付けられた特定のプロセスに再初期化できます。
プロセスの値を格納する属性の内部名は「Lifecycle」です。

  1. 同様の手順で、必要に応じて、[プロパティ] グリッドの [テンプレート] 値を既定のプロセスを設定した値に設定します。

特定のプロセスに再初期化するようにプロセスを設定する場合は、一般的に、処理のタイトルを変更し、実行時にわかりやすくすることをお勧めします。処理タイトルは、実行時の [処理] リストに表示されるテキストを設定します。